steel long pipes in crude oil factory during sunset.jpg

​配管の非破壊検査

 例1 防油堤貫通部配管 

UT肉厚測定、RTを実施する場合、防油堤を解体する必要があり、解体する場合には仮防油堤を建てるなどの大きな費用が掛かってしまいます。そこで近年、ガイド波などの手法により防油堤を解体せずに検査を行う試みがなされてきましたが、防食テープなどの配管外部の影響を受けるガイド波では、正確に検査できない箇所が多数出るなど課題があります。

しかしFSM検査では、防油堤を解体することも、配管外部や内部流体の影響を受ける事もなく検査を行うことができます。

防油堤貫通部配管のFSM検査では、測定区間に電流の印加方向に平行な一定間隔のセンシングピンを設置します。加えて防油堤外の健全部に、比較対象となるセンシングピンを一定の間隔で配置します。

測定区間のセンシングピン間の電位差と、リファレンス区間のセンシングピン間の電位差を比較することで、貫通部配管の腐食の有無および程度を判断することができます。

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​ 例2 コンベクションチューブ 

近年、加熱炉コンベクションチューブに生じる高温硫化物腐食と推定される減肉が、経年的に進展した事例が発生しており、限られた部位の代表検査ではなく、加熱炉チューブ全体の詳細検査が必要となり、FSMでのスクリーニング検査が活用されています

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​防油堤貫通部配管検査と同様に、測定区間とリファレンス区間の電位差を比較し、腐食の有無・規模を評価します。

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​測定チューブの配置断面図
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FSMによる最小肉厚値(mm)
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